オーストリア3日目

実はこれを書いてるのは6日目。
自分で畑をやりだしてから1週間を超える出張はほとんどしなくなったのですが、
どうしても、オーストリアに来たかったんですよね。。
ホイットニーに誘われた時には二つ返事でした。

あと行きたい産地はスペイン、ポルトガル。
あ、南アフリカも。
畑がオフシーズンならアルゼンチンも行きたいなぁ。

もし、どなたか行かれる際にお邪魔じゃなければお声掛けくださ~い。

で、オーストリア3日目。
またしても3時半に目が覚めてしまった。。
どうやっても寝れそうにないので少し散歩。
こちらは緯度が高いのでこの季節は4時から21時ぐらいまではかなり明るいです。

早朝の散歩で清々しい気分に!
なると思ったのですが、完全な睡眠不足なので、ただ疲れただけww

コテージからの眺め
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この南シュタイヤーマークはスロベニアとの国境にあります。
どれぐらい国境に近いかというと、歩いて渡れるぐらい(笑)
ということでスロベニアにも行ってきましたよ、30秒ぐらいですけど・・・

戦時中はこのあたりも毎日、国が変わるようなエリアだったらしく
悲しい話をいくつかチェルモニックさんからも聞きました。

ただ、ひとつだけ笑ってしまったのは、
戦争が終わり国境が定まったあと、ある家に大きな問題が起きました。
なんと家はスロベニア側にあるんですが、
その家に入る道路はオーストリア側にあり、そちらからしか入れないんです。
今のようにEUになるまでは、
いちいち外出する度に国境を越えなければならなかったようで、
非常に大変だったようです。(数十日後にはなし崩し的にノーチェックになったようですが)
本州に住む人間には想像すらできない話ですよね?

で、本日のスケジュール。
最南端にタッチしたのであとは北上するのみ。
今日はライニッシュを訪問し、夜はクレムスタールのマラートファミリーと食事。
うんうん、今日は余裕だ。

ホイットニーの体調が優れないのでとりあえず病院へ。
幸い大事には至らず、薬ももらって一安心。

というわけで、いつも元気なフォスターさんと時差ぼけだけど欲張りな私は
病人をその辺に残して、シュタイヤーマーク地方の中心都市グラーツへ観光。
ホイットニー、ビジネスは過酷だね~(笑)





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そういえば世界中どこのワイン産地に行っても日本人に会うんだけど
まだ、会ってないなぁ。。グラーツで一組見かけたぐらい。
もちろんウィーンにはいっぱいいるんだろうけど。

ナイスガイ(死語?)なフォスターさんはあれやこれやとガイドしてくれました。
屋台で食べたビールとソーセージ、美味しかったなぁ。
フォスターさんと二人でゆっくり話もできて良い思い出ができました。
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シュタイヤーマークを後にして、さらに北上。
今日は訪問は1件だけなので気持ちもかなり開放的に。
途中、フォスターさんの知人のカフェに立ち寄ったりしながら
後部座席で苦しむホイットニーをしり目に二人は上機嫌(笑)

うん?
そういえば、今日は予定外のこといっぱいしてるなぁ。。。
病院にグラーツ観光に寄り道してカフェも。。。
今、何時だっけ?
っていうかカフェの段階ですでにライニッシュの訪問時間じゃ・・・

誰が悪いわけではないんだけど、
私は全くスケジュールをわかってないし、
フォスターさんは友人から借りたナビも地図もない車で悪戦苦闘してるし、
ホイットニーはそれどころじゃないし、
結局、誰も気にしていない(笑)
まぁ、こんな感じでも造り手が歓迎してくれるのは
フォスターさんと造り手の信頼が厚い証拠か。

というわけですでに1時間遅れで
オーストリアの東より、南北で言うと真ん中ぐらいのところにあるテルメンレギオン地方にやってきました。
もっと簡単に言うとウィーンからちょっと下がったぐらい。

目指すはヨハネスホーフ・ライニッシュ。
FUJIMARUでもピノノワールが人気です。

3人兄弟で成り立っているこのワイナリー。
長男が醸造、次男が栽培、三男が営業その他と完全な分業制。
なので、経営も三男の担当ということで代表は三男のミヒャエル。
へーっていう感じですよね。

早速、畑へ。
オーストリアでのぶどう畑はミルデュー以外では
春の遅霜の被害が甚大。

特に今年はひどかったようでライニッシュの畑も春先とは思えない色をした区画も。
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真っ茶色です。ひどいです。

逆側を向けばこんなに綺麗なのに、道を挟んだところは全滅。
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写真はミヒャエル・ライニッシュ。
好青年で話もわかりやすく、友達になりたい感じ(笑)

このワイナリー、樽へのこだわりが強く、
樽材の乾燥を敷地内で行っています。
昔、サンロマンのフランソワ・フレールを訪問した時以来の光景。
ちなみに左が3年乾燥させたもの、右側が1年弱。
風と雨が生木の嫌味な部分を流し出してくれるのです。
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ワイナリー内
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みんなこんな感じの熟成庫をもっています。
かっこいいよな~。
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かなりの数を試飲したのですが
どれを飲んでもレベル高いんですよね、このワイナリー。
(上から目線ですいません。。)

ノーマルのキュベはフォスターさんに任せるとして
私の仕事はバックヴィンテージや日本未輸入の掘り出し物を見つけること。

今のところ、セメッシュの04ブラウフレンキシュ。
サトラーホフの08SBクラナッハベルグ フルボトル&マグナム

ライニッシュでの獲物は・・・
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じゃん、ザンクト・ラウレント97!
どうだ、凄いだろ!?って言いたいところですが知らないですよね?ザンクト・ラウレント・・・
これ、品種の名前です。

はい、声を揃えて~『ザンクト・ラウレント』

系統はピノノワールらしいのですが、
ブルゴーニュから渡ってくる間か、もしくは、このあたりで自然交配したらしく、
片親は未だに不明らしいです。

味わい的にはピノ系というよりは、
カベルネフランとかに近いような気がします。
色調はそこまで濃くはないですけど。

で、このザンクト・ラウレント97。
絶対どこかでブラインドに出してやろうと思っているのですが
味わいはボルドーが15年ぐらいたった感じ。
現行ヴィンテージよりかなり成長してます。
キワモノではなく、普通に美味しいです。
いや、めっちゃ美味しいです。

無理やり36本ほど分けてもらいました~。

ここで試飲は終了。。。

だったんですが、今回、藤丸は日本人を捨てております。
セラーを見学しているときに見つけた、
ピノノワールのバックヴィンテージを飲ませろと駄々をこねてみました。

すると、やはり、ミヒャエル、いい奴です。

セラー内ではラベルは見えなかったのですが
実物をみると一番上のクラスでした。

2000年ピノノワール グランデレゼルヴェ。
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何これ、ブルゴーニュやん!?
ていうか、この風味・安定感はブルゴーニュでも畑名クラス以上。
さすがとしか言いようがないですね。

このバックヴィンテージ、ライニッシュも50本ほどしか持っていないと
先にくぎを刺されてしまったのですが、
オーストリアのピノノワールも素晴らしい熟成能力があることを日本に伝えたいと
言ったか言わなかったかは覚えていませんが
ダメもとでお願いしたら、12本だけ分けてもらえました!

ここで日本人のアイデンティティでもある『謙虚』という言葉を完全に忘れている私は、

「確かセラーに他のヴィンテージも・・・」

と、さすがのミヒャエルも少し困った顔をしたようにも見えたのですが
そこは、さすが私が見込んだ男。
(あぁ、なんか変なテンションなのは時差ぼけのせいか?)

97、99、01、03も12本ずつ、00も合わせて5ヴィンテージ分けてもらいました~!

ありがとう、ミヒャエル~。

で、彼の自慢の畑、グンポルツキルフェンへ。
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上部の新しい区画へも上ってみました。
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はぁ、めちゃ有意義な訪問でした。
満足満足。


そして、今夜はニーダーエステルライヒ(北の方)へ!

この日も自宅に招かれて家族全員と食事の予定だったのですがすでに約束の時間(汗)

さすがに恐縮しながらの訪問となりました。
でも、マラートさんには翌日もっと迷惑を掛けることになるのですが。。。

クレムスにある修道院。名前は失念。というか覚えられなかった・・・
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夜はこんな感じでライトアップ。
ただ、9時まで空が明るいので実際は1時間ぐらいかな。
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なんとかクレムスに到着。
マラート家はみんな到着を心待ちにしてくれてました。
生憎、またもや時差ぼけでボーっとしてましたが、
美味しい手料理と素晴らしいホテルのお陰で初めて朝までぐっすり。
(最近、オープンしたというマラートさん所有のとってもモダンなホテルに泊めてもらいました)

4日目へ続く。
by wine-fujimaru | 2012-06-03 07:39 | 海外ワイナリー | Comments(0)


【2018年4月現在・移転準備中です】大阪・日本橋のワイン屋の日常


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