カテゴリ:ウラなんば情報( 27 )

【炭屋こばこ】鶏とワインのしあわせな関係 ~ウラなんば~

小さな窓から漂ってくるのは、香ばしい炭火焼の匂いとにぎやかな笑い声。
ウラなんばの喧騒からも、観光客の雑踏からも少し離れた黒門市場のわきに、
ひっそりと「炭屋こばこ」さんはありました。

名前のとおりカウンター6席とテーブルが2つの「こばこ」な店内。
やたら元気がいいでもなく、しんみりクールなわけでもなく。
気の置けない友人宅を訪れたときのような、ほっと落ち着くホーム感。

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泡のきめ細かいハートランドでのどの汗をぬぐうと、いよいよ本題へ。
整然と並んだ鶏の刺身盛りに手を伸ばし、
砂ズリを噛み切ったときにふいに訪れる高揚感。
鶏むね肉の昆布締めを口に含めば頭のなかが真っ白になるなど、
開始十分でかなりのヒートアップ。

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お漬物盛合せでクールダウンを図りながらも、焼けぼっくいに火。
発酵食品がもつ旨みに応じるべく白ワインをいただいたのですが、
勝沼は麻屋葡萄酒の甲州限定醸造を。
かゆいところに手が届く折目正しい食中酒。

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香ばしい匂いに導かれるように串焼き盛合せへ。
ささみ梅しそ、鴨ネギにつくねチーズ、その他にもいろいろあったはずですが、
山梨は三養醸造の牧丘シャルドネを挟みつつ赤ワインへと進むなかで
宴もたけなわ。締めの焼きおにぎりは食べそびれてしまいましたが、
鶏とワインのしあわせな関係をまざまざと見せつけられた一夜でした。。。

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もちろんお酒はワインだけではなく日本酒、焼酎、ビールにサワーと豊富にそろいます。
鶏料理をつまみながらちょっと一杯か二杯であたたかい気持ちになれる「炭屋こばこ」さん。
ウラなんばの少し外れですが、お気軽にのぞいてみてください。

Dai Aramaki

炭屋こばこ
大阪市中央区日本橋2-4-10 日本橋UKビル 1F
06-6636-1139
17:00~翌2:00(L.O.翌1:00)
定休日:水曜日
by wine-fujimaru | 2016-02-13 20:38 | ウラなんば情報 | Comments(0)

【あばらや】六十年間なんばを見続けてきた店 ~ウラなんば~

人が変わり街も変わるのが世の常。
しかし六十年間変わらないお店がありました。

連日連夜賑わいをみせる道具屋筋横や味園ビル周辺は、いわばウラなんばの玄関口。
一方で「酒兵吾」さんに始まり「トレイシー」さん「笑和」さんなどが軒を連ねる
NGK裏のさらに裏の通りは、ウラなんば界隈でもディープ指数が非常に高く、
一見さんを寄せ付けないオーラが漂っています。
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看板がほとんど見えず中からは常連さんの笑い声がひっきりなし。
そんないかにも濃そうなお店が並ぶなか、大々的な看板と古臭さを感じさせる
ショーケースが目にとまる「あばらや」さんは、なんとなく浮いた存在に思えていました。

“ビールとお通し・お造り・揚げだし豆腐セット 1,000円”
しかし、この貼り紙に導かれるようにお店の扉を開きます。
店内にはBGMがなく、職人さんが醸し出すピリッと引き締まった空気。
コップにビールを注ぐコポコポコポッ・・という音すら憚られるくらいの
凛とした佇まい。
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小魚の煮つけにふきのとうと合鴨ロース。
地味ですが滋味のあるお通しにビールが寄り添い、少しだけ緊張が解れてきました。

お造りは鮪の赤身に烏賊、蛸、カンパチそして鰈。
小ぶりながら歯ごたえがよく、思わず笑みがこぼれる美味しさ。
烏賊を咀嚼しているときの表情なんて、思い返しても赤面するほど。
ビールを早々に飲み干し、灘の日本盛をひやでいただき揚げだし豆腐に備えます。
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“外はカリッ、なかはトロトロ”なんてたこ焼き屋さんのうたい文句みたいですが、
ほんとにそんな感じがする揚げだし豆腐。純白のお豆腐に出汁がよく染みこんで、
酒を誘引してやみません。

お酒を何種類も置いていることをウリにするお店が多い中、頑なに一つの銘柄を
提供し続ける老舗料理店の矜持も清々しいものがあります。
「勉強不足で、これしか知りませんから。」と謙遜される職人さんのはにかんだ顔が、
人肌程度に燗をつけた日本盛をグッと美味しくしてくれるんです。
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すっかり出来上がったころに名物・鯖寿司も出来上がりました。
見目麗しく艶やかな出で立ち。矢も楯もたまらず口に放り込むと、
木の芽のシュッとした香りに、塩で〆られた鯖の旨みだけがじっとりと、ゆっくりと、
浸透してきました。酢飯には鯛田麩が挟み込まれ、何個でも食べられそうな飽きない美味しさ。
六十年に渡り大阪の人を喜ばせてきた、実に緻密な計算が施されていたのです。
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鯖寿司の余韻覚めやらぬなか、カンパチと穴子の握りでソフトランディングへ。
最後に温かいお茶をいただき、満面の笑みでごちそうさま。
すぐ外は喧騒に沸くウラなんばとは思えない、静かな空気と上品な趣き。
六十年という時の流れに思いを馳せたくなる一夜となりました。

名物・鯖寿司はお持帰りもできるそうです。なんばのお土産にぜひ。

Dai Aramaki

あばらや
大阪市中央区難波千日前2-14
06-6631-0223
16:00~23:00
定休日:日曜・祝日

by wine-fujimaru | 2015-06-28 21:22 | ウラなんば情報 | Comments(0)

【テッパン ラブワイン なんば店 】座裏に佇むワインバー ~ウラなんば~

お好み焼屋さんのような鉄板カウンター。
照明は暗めでBGMはジャパニーズPOP。
なんば座裏の繁華街にある、ガラス越しに中の様子が見える
テッパン ラブワイン なんば店。

「グラスで何か冷たいものを」と尋ねて出てきたのが、
北海道は農楽蔵のフリッツァンテ。。。(現在は完売中です)
「ロゼのフリッツァンテもありますよ♪」と涼しい声にもびっくり。
あたりを見回すとドメーヌタカヒコ、小布施、アズッカエアズッコと
希少な日本ワイン(の空き瓶)が並んでいました。
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「なんば店」という名称にもあるように、こちらは天満や四ツ橋に
展開されてるLUVWINEグループのお店。ある程度共通のコンセプトは
ありますが、ワインのセレクトは店長の福留さんに一任されてるとか。

日本ワインのおいしさ、ストーリー性、そして何より造り手の魅力に
触れたことから、日本ワインを積極的におすすめしているそうです。

目の前の鉄板で仕上げられる料理もたまりません。
この日はフワッフワな食感が楽しいスフレ豚玉を。
一枚を食べるのにグラス2杯ほどのワインを要しました
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もちろん日本ワインだけではありません。
週ごとにテーマが変わり、ある時はオーストラリア特集。
いわゆる濃いパンチの効いた赤ワインもありましたが、
その脇に見つけたのがオコタのグルナッシュ。。。(現在はもちろん完売です)
ビトゥイーンファイブベルズやルーシーマルゴーなどもあり、
グラスでどんどん開いていました。
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雑多な中で賑やかにわいわい、というのもウラなんばの魅力ですが、
鉄板カウンターでしっぽりと、癒し系グラスワインと戯れるというのも
粋な楽しみではないでしょうか。

「最近ウラなんばに疲れてて。。」そんな方にこそ訪れてほしい、
いい意味で肩の力が抜けたワインバー。
座裏界隈で優しい日本ワインが飲みたいときには、ぜひ!

テッパン ラブワイン なんば店 (Luv wine)
大阪市中央区難波4-8-9
06-6647-8766
17:30~24:00
定休日:月曜日

by wine-fujimaru | 2015-04-05 20:02 | ウラなんば情報 | Comments(0)

【普通の食堂いわま】定食界の良心、サバの塩焼きに唸る ~ウラなんば~

「普通の食堂」
はじめてお店の前を通りかかったとき、そのネーミングにはあまり惹かれなかったのが
正直なところでした。それから数年がたち、ふと思い出したようにお店の前へ。

「しらす丼あります。大盛無料」
ある夏の暑い日でした。“しらす”に惹かれたのか“大盛無料”に目がとまったのか、
ともかく思い切って店内へ。お昼時は近所のサラリーマンでいっぱいでした。

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お盆に載って運ばれてきたしらす丼。
特盛ご飯にたっぷりのしらすがちりばめられ、
その上に大根おろしというシンプルな出で立ち。

つゆをかけてスプーンで軽くかき混ぜながら一口。
「うまい!」
普通だなんてとんでもない、柔らかく豊かな旨みがグイグイ広がります。
白米とシラスにつゆを垂らしただけなのに、どうしてこんなに旨いのか。
しばし呆然としながら味噌汁に手を伸ばすと、ここでまたガツンと後頭部を
殴られたかのような衝撃が。。。

いりこ出汁が丁寧に効いた、水筒に入れて持ち歩きたいぐらい美味しい
お味噌汁。ながらく実家の母親の作る味噌汁がナンバーワンだと思って
いましたが、これはちょっとした事件といえるかもしれません。

このしらす丼に出会ってからはほぼ週一ペースで通うように。
なにしろご飯とみそ汁が圧倒的に旨いのですから、
おかずをかえるだけで半永久的に楽しめてしまいます。

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過日はスペシャルメニューの特大エビフライ定食を。
呆れてしまうぐらい特大なエビフライでしたが、自家製タルタルソースとともに
ペロリ。ご飯をお代わりしてしまいたい欲望を抑えるのに必死でした。

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1280円、出汁巻がついたうな丼も最強メニューのひとつ。
しかしもっとも頻繁にいただいているのは、サバの塩焼きと穴子天ぷら定食
ではないでしょうか。

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定食界の良心といってもいいサバの塩焼き。皮目の脂具合、身の柔らかさと
塩加減、そしてご飯との相性。このサバの塩焼きが旨いだけで、
その日一日ずっと幸せな気分でいられる、そんな気がしてなりません。

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夜は生ビールに小鉢4種、マグロの造りか〆サバか天ぷらが選べる
お得な乾杯セットも。もちろん定食類も充実しており、
「夜でも定食を食べたい」というニーズにも完全対応。

そうそう、出汁の旨みがふんわり、じんわり溶け込んだ出汁巻も
おすすめの逸品です。これだけでご飯何杯、いやビール何本。。。

ウラなんば界隈でお昼どこにしよう?と思ったときなどに。
あるいは夜でもしっかりご飯を食べたい方など。
ぜんぜん普通じゃない「普通の食堂いわま」さん、おすすめです!

ちなみに店主は浜田省吾の大ファンらしく、店内はいつもハマショーのBGMが。。。
お店のブログ

普通の食堂いわま
大阪市中央区難波千日前9-12
06-6599-9320
11:00~15:00(L.O.14:30)
17:00~21:30(L.O.21:00)
定休日:水曜日
by wine-fujimaru | 2014-08-15 23:45 | ウラなんば情報 | Comments(0)

【イル・ポーベロ・ディアヴォロ】魚介と野菜のファンタジスタ ~ウラなんば~

くたくたに煮込まれた大根と味がよく染みこんだブリ。
およそブリ大根というものに私たちが抱くイメージを、
軽やかに、颯爽と覆してくれたイル・ポーベロ・ディアヴォロさんのブリ大根。

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小さいながらも旨みがギュッと閉じ込められたブリに、
シャキシャキとした食感が楽しい大根は、噛めば噛むほど正真正銘大根の味わい。
次世代型ブリ大根、ブリ大根2.0とでも表現したくなる独創的な料理に
驚きを覚えてはや三ヶ月、今度は夏の魚と夏の野菜を求めて、
木津市場のすぐ近くにあるイル・ポーベロ・ディアヴォロさんを訪れました。

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お皿をキャンバスに見立て散りばめられた色とりどりの魚、野菜、ソース。
一見前衛的に見えるお料理ですが、素材の味をシンプルに生かした、
どこか和風テイストも感じさせる優しいお料理。シュッとしたいでたちながら、
柔和な笑みを絶やさない羽田シェフの人柄も表れているのでしょうか。

さて、一杯飲んで、軽くつまんで、気軽にハシゴ酒を楽しめるのがウラなんばの魅力のひとつ。
一方でイル・ポーベロ・ディアヴォロさんは、なんばからは少し遠い木津市場に
隣接されたなんば木津まち横丁「○-エン-」内にあり、料理は6,000円からの
おまかせコースのみと、やや敷居が高く感じられるかもしれません。

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それでも、木津市場を冷蔵庫がわりに旬の魚と野菜のフルコースを楽しませてくれる
イル・ポーベロ・ディアヴォロさんはやっぱり「ウラなんば」の名店。もっとたくさんの
人に知ってもらいたいと思い、今回ご紹介させていただきます。

この日は炙った金目鯛にモモとトマトをあわせた一皿から。
白桃のニュアンスがある甲州とともに涼しげなスタート。

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サザエ、バイ貝、ナス。肝のソースもよく絡んで、
酒飲みの心を鷲づかみにする美味しさ。

ねっとりと濃厚なケンサキイカは、造りのほかに
ゲソの煮こごりをソテーしたものも。
これがイカ入りお好み焼を思わせる、
濃厚かつ庶民的な美味しさでたまりません。

皿にアクセントを与えるマイクロハーブは、広島のハーブ農家さんから
仕入れたもの。小粒ながら力強い味わいに富みエネルギッシュ。
見た目の華やかさだけでなく、皿の完成度を高める質実剛健としたナイスアシスト。

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お寿司屋さんのカウンターで出てきそうな煮穴子はホロリとした食感が持ち味。
山椒と肝を内包し、混然一体とした旨みが時間差でゆっくりと広がります。
そこに胡瓜、メロン、冬瓜、白ウリが添えられなんとも夏らしい一皿に。

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ジャコのペースト・生のりとハマグリのスパゲッティ。食べるほどに磯の香が漂い、
脳裏をよぎるのは南の島の青い海。

かすかに火を通す調理法ミキュイを施したチヌは程よい触感と
重層的な旨みが身上。皮目のパリッと香ばしいところが樽熟成を経た
シャルドネと円熟のマリアージュをみせ、思わず天を仰ぎます。

ドルチェもまたいろんな仕掛けがされた楽しいお皿。
ここでネタばらしするのもアレなので、
ぜひお店で楽しんでください!

「レストランってこんなに楽しいところだったんだ。」
そう思わずにはいられない、魚介と野菜のファンタジスタ・羽田シェフのお料理。
大阪の台所・木津市場に集まってくる豊富な食材をその独特なセンスと
確かな技術で昇華させた料理は、“うまいもん”にうるさい大阪の人たちの
胃袋をたしかに掴みはじめています。

新しい「ウラなんば」の名店として。
なんばから大国町、木津市場周辺がもっともっと盛り上がれば。
秋の魚に冬の野菜もますます楽しみなイル・ポーベロ・ディアヴォロさん。
ぜひ一度行かれてみてはいかがでしょう!

※おまかせコースのみですので事前のご予約をおすすめします。

Il Povero Diavolo (イル ポーベロ ディアヴォロ)
06-4395-5150
〒556-0012 大阪市浪速区敷津東2-2-1-317
なんば木津まち横丁「○-エン-」内
営業時間:18:00-23:00
定休日:水曜日
FBページあります
by wine-fujimaru | 2014-07-16 21:35 | ウラなんば情報 | Comments(0)

【にこらしか】お好み焼と葡萄酒酒場 ~ウラなんば~

様々な欲望がうごめく眠らない街・東心斎橋。
ウラなんばとはだいぶ温度差のあるエリアですが、
“ウラなんば的”な雰囲気を感じさせるお店も点在しており、
なかでも雑居ビル内の奥のほうなどは十分探索のしがいがあります。

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今回も通りから雑居ビル内へ。
出迎えてくれたのは戦国武将の首級かと見紛うほどの迫力がある提灯。
「お好み・葡萄酒 にこらしか」店主若江さんの顔を模したこの提灯が、
すでにウラなんば的雰囲気を醸し出しています。

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店内はカウンターのみ7席。「あて」「焼きそば」「お好み焼」と書かれた
黒板に目をやり、あたたかいおしぼりを顔にあてがいつつ生ビールを飲みながら、
さてどんなあてをいただこうかと思案するのが至福のひととき。

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大阪のあて、しかもお好み焼屋さんならまずはこれでしょう、
ということでとん平を。豚バラ肉ではなく肩ロース肉がごろりと入った
とん平・プルミエクリュとでも言いたい逸品。生ビールはそうそうに底をつき、
キラキラとした清涼感が嬉しいオーストリアの白ワインを。

あてをいただきつつも視線は黒板へ。お好み焼は何にしようかと、
考えるだけで白ワインのグラスが空っぽに。豚玉にちょっと特別感を
演出したいと考え、かすうどんなどでよく知られる油かす玉を選択。
やばい、書いてるだけで思い出してきます。。。

「難しく考えずに、楽しくおいしく飲めるようなワインを。」
ソムリエの資格をもつ若江さんの選択眼は適格で説明も分かりやすい。
ワインだからといって構えなくても、何か白を、赤を、といって委ねれば
おいしいワインが出てきます。

もちろんワイン好きなお客様なら、思わずニヤリとしてしまいそうなワインを
セラーの中から出してきてくれます。レコステのリトゥロッツォ・ビアンコ、
シュレールのピノ・グリ、マイナーですがとびきりおいしいジュラのガメイ
なんてのもありました。

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ほどなくして香ばしい匂いをひっさげた油かす玉が登場。
パチパチとソースが焦げる音、艶めかしく輝く油かすのかたまり。
淡く滋味深いジーノ・ペドロッティのスキアーヴァネーラがまた、
果実味たっぷりなヘルメスソースにもぴったりと寄り添うんです。

油かすのコクは感じさせるもののキャベツたっぷりでつなぎ少なめ、
サラッとあてのように食べられるお好み焼はもたれることもありません。

そして今回は見送りましたが、こだわりの生太麺を用いた焼きそばも
サラッとソースが絡んだスパイシーなおいしさ。
豚、イカ、エビ、油かす。具材によっていろんな表情を見せてくれるはず。

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最後のしめは、もちろんニコラシカ!
ブランデーにカットレモンと砂糖をのせ、口の中であわせながら
キュッといくとたちまちいい気分に。。

ところでなんで「にこらしか」という名前なのでしょう。。
気になる方は店主に直接お尋ねください!

お好み・葡萄酒 にこらしか
大阪市中央区東心斎橋2-7-22 日宝シルキータワー 101
06-6226-8433
19:00-27:00(26:30L.O.)
定休日:水曜日
by wine-fujimaru | 2014-06-19 23:35 | ウラなんば情報 | Comments(0)

【名もなき魚屋】黒門市場で活きのいい魚を! ~ウラなんば~

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明るいうちから生ビールをあおる後ろめたさに心地よさを覚えつつ、
おまかせ三種盛りとして登場したイサキをひとつまみ。
程よく歯を押し返したかと思えば、スーッと歩み寄ってくるような
白身魚特有の粘っこい旨み。「これよこれ。くぅーっ」なんて声を漏らしながらも、
大根のつまを醤油に浸して気持ちを静める午後1時。

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久しぶりの更新となってしまいましたが、今回は黒門市場内にある
「名もなき魚屋」さんへ。たまたま通りかかったところ店前に並ぶ
魚の種類の多さと、お品書きの活きの良さにつられて入店。
お店とお客の最初の接点である看板・店名・メニューの大切さに
あらためて気付かされます。

店頭の活きの良さとは裏腹に、店内に入るとまったりとした雰囲気。
かけ声系居酒屋みたいな大声は飛び交わず、一人客でも
そっとしてくれる居心地のよさ。
イサキに続いて鯛、ハマチ、エンガワ、マグロと慈しむようにいただきましたが、
いずれも酒を呼ぶ旨みに満ちていました。

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店内には調理済の惣菜を200円から選べるコーナーも。
たこぶつ切りやイワシの南蛮漬け、アジフライなどにも惹かれましたが
ここは鱧の旨煮を。白ご飯にもばっちりだとは思いますが、
乗りかかった船ということで姫路の地酒・八重垣をチョイス。

残していたお造りを丁寧に食べながら日本酒、そして鱧の旨煮に日本酒。
しばし微動だにせず余韻を楽しむ、30代後半独身男性の背中は、
道行く観光客の目にどう映ったのでしょうか。。。

平日昼間は500円からお造りや焼き魚の定食もあり、
夜は21時まで営業。店頭の魚も300円でお造りに、
600円で煮たり焼いたりもできるそうで、活きのいい魚が
家庭で気軽に食べられるのは嬉しい限り。あ、もちろんそのまま
ワインショップFUJIMARUに持ち込んでいただいても構いません!
シャンパーニュとかサンセールあたりでやってみたいもんですね。

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「黒門市場は観光客ばかりでしょ?」なんてお嘆きの方にこそお勧めしたい、
名もなき魚屋さん。今度はお昼の定食を食べてみようと思います!

Dai Aramaki

名もなき魚屋
大阪市中央区日本橋1-17-8 1F
06-6632-5757
通常営業 9:00-21:00
ランチタイム 11:00-14:00
不定休
by wine-fujimaru | 2014-05-19 23:52 | ウラなんば情報 | Comments(2)

【タイガーダイナー 虎食堂】お肉がっつり!アジアンビストロ ~ウラなんば~

寒風吹きすさぶとある師走の夜。
ビニールシートをめくって店内に入り、カウンターの一角へ。
一気に曇るメガネを拭って黒板メニューに目をやると、
自家製ローストビーフ680円が目にとまりました。

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噛みしめるほどに伝播する肉の旨み、存在感。
赤ワインは日替わりで南仏、スペイン、イタリア、南アフリカ、アルゼンチンと多種多様。
流れるBGMはZaz(ザーズ)。甘くほろ苦いフレンチポップの音色が、
多国籍で混沌とした酒場によく似合います。

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またある日には、アンチョビポテサラとベアードビール島国スタウトを。
「酒場に行ったらまずポテサラを食べるべき」とは大阪で学んだ金言ですが、
このポテサラにしてこのローストビーフあり。
スモーキーな島国スタウトがわずか360mlで底をついたことを
このときほど恨めしく思ったことはありません。

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今回訪れたのはウラなんばというより、千日前通りを少し北にいった
さかまち界隈。ビニールシートで仕切られた屋台風のお店が立ち並ぶ、
混沌とした酒場地帯の一角にあるタイガーダイナー(虎食堂)さんへ。

7人も入れば一杯になるカウンターの内側で、コックコートを着て
腕を振るうのは木村さん。難波界隈で飲み歩いている人ならば
知らない人はいないあの丑寅さんで、料理長を務めていた方。

「丑寅さん、虎徹さんは和風なアテに日本酒だから、僕は洋食にワインでいこと思って」
木村さんありがとう!!
酒飲みの心をくすぐるアテを、見事ワイン仕様にしてくれました。

しかし単純に洋食系立飲みというわけではなく、「アジアンビストロ」と
名づけたくなるくらい、日替わりで楽しい料理が並びます。

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現地で多用される味噌やスパイスをふんだんに用いた鶏手羽のマレーシアカレー。
ダシが効いた近江牛スジと大根の煮物に、山椒香るボンジリの照り煮。
ご飯にぶっかけても間違いなく旨いはず。

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ベトナムのフォーを用いた焼きそばも現地の風が吹く魅惑的な一皿。
霜降りランプステーキのオーダーにはフランベする一幕も。
柿バターには最初は?マークでしたが、これ、コッペパンに
あずきとマーガリンを挟み込んだあの懐かしい美味しさじゃないですか!
自家製サングリアを炭酸水で割ったワインサワーもお代わり必至。

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カニカマをサッと揚げたものから韓国の参鶏湯的なものまで。
このシーズンはカキのリゾットがたまらなく美味しく、
ウニや白子を使ったパスタも即興で作ってくれます。

“キムにい”と親しみを込めて呼ばれる木村シェフの深夜めし。
18時から午前2時頃まで、ビールやワイン、ハイボール片手に
がっつり楽しめるアジアンビストロ。立飲みの域を完全に超えています。

いままでウラなんばにありそうでなかったワイン系立飲み屋さん。
ぜひお気軽にビニールシートをくぐってみてください。
きっと笑顔でお店を後にできるはずです!

Dai Aramaki

タイガーダイナー (虎食堂)
大阪市中央区千日前1-9-9
TEL:なし
営業時間:18:00-26:00
定休日:不定休


by wine-fujimaru | 2014-01-12 16:25 | ウラなんば情報 | Comments(0)

【スペインバル RAMIRO】黒板にビッシリ!タパスが充実 ~ウラなんば~

キビナゴのマリネ、カツオの腹皮、タコのガリシア風にブドウと生ハムのソテー。
それはもう几帳面にびっしりとメニューが書き込まれた黒板からは、
店主の細かい仕事ぶりと丁寧さが伝わってくるというもの。

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生ビールにもひと仕事。普通のヱビスビールとは別に、
ほんのりレモンを効かせた爽やかな生ビールが現地風。
グイッと三分の一ほど飲み干したあとに、ほのかに香る柑橘類。
気分が盛り上がってきたところで目の前にはタコのグリーンソースソテーが。

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しんなりとガーリックソースに染まったパンをつまんでいると、
なにやらミートボールっぽい風情のタパスがひょっこりと。
これ、紫芋のニョッキをチーズとトマトソースで煮込んだものでした。

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絶妙の柔らかさとチーズのコク、トマトのうまみ。
カニャ(生ビール)は早々に飲み干してシェリー飲み比べセットへ。
アモンティリャードとオロロソを少しづつ飲めて450円、
塩味やオイル系にはどうしてこうも相性がいいのでしょうか・・・。

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「コカってなんですか?」
聞くは一時の恥、聞かぬはなんとやら・・。
店主ははにかみながら「チーズを使わないピザのようなものですよ」と教えてくれました。
玉ねぎとチョリソーのコカ。チョリソーはさほど辛くなく肉々しいおいしさ。
ややドライな淡泊なコカですが、それだけに液体(ワイン)を面白いように誘います。。。

注文して30分後に運ばれてきたのがイワシとムール貝のフィデウア。
もちろん「フィデウアってなんですか?」と聞いてみたところ、店主はやはりはにかみながら、
嬉しそうに「米の代わりにパスタが入ったパエリアみたいなものですよ」と教えてくれました。

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開いたイワシと大ぶりなムール貝がびっしり。
ほどよく焦げが入ったフィデウアは、ちょうど博多の屋台で食べた
焼きラーメンを彷彿とさせます。
トマト、野菜、魚介の旨みがギュッと詰まっていて大変美味。
“こそげ落とすように”というと聞こえはいいですが、
ようは隅々までほじくるようにしていただきました。。。

飲みものはスペインビールのほかスペイン独特の蒸留酒やリキュール、
シードラ(リンゴのお酒)、そしてワインもスペイン産が充実しています。
ハウスワインはグラス380円、ボトル2,000円から。

どちらかというと口数の少ない控えめな店主さんですが、
充実したタパスはその美味しさを雄弁に語ってくれています。
ウラなんばのさらにウラ、府立体育館ウラのいわゆる“みなみミナミ”エリア。
木津市場横には木津まち横丁・エンもオープンし、
なんばの賑わいゾーンがますます広がっている印象です。

スペインバルRAMIROさん、カウンターだけの小さなお店ですが、
個性的で温かみのある、毎日通いたい街場のバル。
お近くにお越しの際にはぜひどうぞ。

Dai Aramaki

スペインバル RAMIRO ラミロ
大阪市浪速区難波中3-15-11 大新ビル1F
06-6641-1966
営業時間:17:00~22:30
定休日:月曜日(不定休・2013年12月は無休だそうです)
by wine-fujimaru | 2013-12-13 17:32 | ウラなんば情報 | Comments(0)

【トラットリワ アウンテイ】生パスタひと筋!ウラナンバイタリアン ~ウラなんば~

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手作り感たっぷりな「ウラナンバイタリアン」の文字が躍る看板。
最近新店ラッシュが続く、家具屋さんが並ぶ通りに、
トラットリワ・アウンテイさんを訪れました。

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色とりどりの前菜にスープ、フォカッチャが付く手打ちパスタランチは
なんと850円。ズッキーニ、黄パプリカ、ブロッコリーは瑞々しい甘みがあり、
ゴボウのような人参、鯖寿司みたいなものなど創造性あふれる一皿。
あえてトラットリアではなくトラットリワと謳われている所以が垣間見えます。

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手打ち生パスタはミートソースのフェットチーネ。
たっぷり大盛りでいただきました。
大変コクのあるソースにむっちりとした食感が楽しい生パスタ。
さすがはラーメン居酒屋「阿吽亭」さんによる新展開、
麺には強いこだわりがあるようです。

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さっそく夜に再訪。ハートランドの中瓶で一息つきながら
チーズ盛合せを。ねっとり濃厚な白カビ、青カビ、ハードをまえに
そうそうと赤ワインへスイッチ。ピエモンテはトリンケーロの
バルベーラ・ダスティ・スペリオーレ、ほのかな薫香が料理への期待を募らせます。

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夜もやっぱり手打ち生パスタ。おすすめでいただいたのは
白子とネギのイカスミ麺。ツボをつくくすぐったい旨みに溢れていて、
残ったソースも余さずペロリ。お昼とはまた違った酒をよぶ美味しさ。

奥のスペースではライブが開催されたり、入り口近くには気軽に寄れる
立ち飲みスペースもアリ。カウンターには常連さんの笑顔が並ぶ、
すっかりウラなんばらしい雰囲気に包まれたトラットリワ・アウンテイさん。
これからまたどんな仕掛けで街を、私たちを盛り上げてくださるのか
とっても楽しみです!

トラットリワ アウンテイ
大阪市中央区難波千日前1-9
06-6630-8865
11:30-22:30 (14:00-17:00はカフェタイム)
不定休
ホームページ
by wine-fujimaru | 2013-10-27 16:47 | ウラなんば情報 | Comments(0)


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