このお店を造った理由。
もしかしたら、うちの中では一番影が薄いかもしれない天満橋店。
実は出店理由や経緯をほとんど書いたことがないんです。
理由はもろもろあったのですが、
自分たちが準備不足だったのが一番の原因でした。
で、やっとですね、整ってきましたので、
この店への想いをちょこっと書いてみたいと思います。
天満橋店はうちには珍しく居抜きのお店。
元々は超有名なビストロの2号店として1号店ともども人気店でした。
そして、そのシェフとは創業の時期も近く、
お互いに助け合ってきたかけがえのない戦友でもありました。
しかし、2号店のシェフが独立を機に退職、しっかり造られたレストランだったにも関わらず2年で主がいなくなってしまいました。諸々相談を受け、打開策をシェフとも話し合ったのですが、なかなか前に進めず時間だけが過ぎていきました。
ちょうどその頃、うちの会社としては浅草橋店とくずは店の出店が同時並行で進んでいて、僕自身にも余裕がなく援護射撃ができなかったことは今でも後悔しています。結果、その後もまともに使用されることがなく、しっかり造りこんだ店内やキッチンは逆に撤退の足かせとなっていました。
しばらくして、くずは店が出店したころに少し僕を悩ませる事案が出てきました。
くずは店は駅の改札横という好立地な場所にあるのですが、とはいっても駅構内で商業施設。自分たちの自由にできないことも多く、私たちみたいな日々変化させていくようなタイプのお店では表現しきれないことがあり、せっかくのスタッフ、やりたいこと、があるのに前へ進めずにいました。
で、思いついたのがくずは駅の外への出店でした。
実は今の天満橋店の原型はくずは用に準備していた形だったのです。
すでに中心メンバーのトレーニングも始まっていて物件も探していたぐらいで今年の春の出店を目指して準備していました。
ただ、その友人のお店のことを考えたとき、あんな想いをこめて造ったお店がたった2~3年でスケルトンになってしまうのが本当に心が痛かった。こんな立派なお店がお客さんに使われずになくなってしまうなんて。。。(実は個人的に通っているお店でもありました)
ふと思ったんです。
くずはでまた一からお金をかけて店を造るなら、このレストランの設備なら十分やりたいことができるのじゃないかと。街は違えどスタッフもいるし、何とかなるんじゃないかと思いました。
一旦、くずはでの出店を延期し、
そのお店を引き受けることにしたのです。
もちろん、工事なんて必要ないぐらい立派なお店だったので
カウンターとテーブルレイアウトをいじったぐらいですぐにオープンすることができました。
で、ここで痛い目にあいます。
普段、僕らが出店する際はスタッフトレーニングをかなり長いことやります。
特に核となるメンバーは私(藤丸)とマンツーマンでの研修をします。
ただ、4か月も前倒しでオープン(昨年12月)してしまった天満橋店は、スタッフの意識統一も不完全な状態でスタートを切ってしまいました。そのせいでスタッフや取引先さま、お客様にも負担、ご迷惑をかけてしまうことも多々ありました。完全に私のミスです。本当にごめんなさい。
結局、体制を整えるのに半年。
清澄白河のオープンとも被ってしまい、後手後手に回ってしまいました。
ようやく最近になってスタッフの意識も統一感がでてきて
同じ方向を向けるようになってきました。
なので、やっとこういうことを書けるようになったのです。
また、私は出来るだけ多くの方に天満橋店を利用して欲しいと思いました。なぜなら、長いこと使われずにいたお店だったので、なんだかお店が寂しがっているように思えたのです。
なので、ワインだけではなく、コーヒーや紅茶、パンをイートインもテイクアウトもできるようにしました。お総菜やシャルキュトリーなんかも持ち帰りができます。しかも、飛びっきりのやつらを、です。
私たちの集めた飛びっきりのセレクションを結集させ、イートインもテイクアウトもできるようにすることで、お客様に色んな使い方をしてもらって、できるだけ沢山の方に利用してもらうこと。
これが天満橋店の目標です。
最近ではタイ料理の教室を開いたり、今週あたりからなにわ黒牛のプロジェクトも始まります。(例の牛丼、8日から販売開始予定です)
今ではFUJIMARUのラボのような、色んな実験台のような側面もでてきました。
そして、シェフはイタリア料理の若手女性シェフ。
レストラン部分は彼女が学んだほっこり優しいマンマの手料理のようなイタリアン。私からシェフにお願いしているのは『週に何度でも食べれる料理にしてください』ということだけです。ほっこりしたお料理、デリをご用意しています。
ソムリエやコーヒーのスペシャリストもいます。
Uf-fuさんの紅茶もあります。
シュクレのパンや北海道エレゾのシャルキュトリー、
フミさんのコンフィチュールもあります。
カフェタイムはアシッドラシーヌさんのデザートを持ち込むこともできます。
来週ぐらいからは、なにわ黒牛のお肉も販売いたします。
11:30にオープンしてからは22:00までずっと開いてます。
詰め込み過ぎなのはわかっています。
でも、宝箱みたいなお店にしたかったのです。
店内で食べるだけでなく、
家にワインと一緒に持って帰って楽しんで頂きたいのです。
そして、何より一番大事なスタッフも成長してきました。
ちょっと時間は掛かっちゃいましたが
天満橋店、改めてオープンです。
実は出店理由や経緯をほとんど書いたことがないんです。
理由はもろもろあったのですが、
自分たちが準備不足だったのが一番の原因でした。
で、やっとですね、整ってきましたので、
この店への想いをちょこっと書いてみたいと思います。
天満橋店はうちには珍しく居抜きのお店。
元々は超有名なビストロの2号店として1号店ともども人気店でした。
そして、そのシェフとは創業の時期も近く、
お互いに助け合ってきたかけがえのない戦友でもありました。
しかし、2号店のシェフが独立を機に退職、しっかり造られたレストランだったにも関わらず2年で主がいなくなってしまいました。諸々相談を受け、打開策をシェフとも話し合ったのですが、なかなか前に進めず時間だけが過ぎていきました。
ちょうどその頃、うちの会社としては浅草橋店とくずは店の出店が同時並行で進んでいて、僕自身にも余裕がなく援護射撃ができなかったことは今でも後悔しています。結果、その後もまともに使用されることがなく、しっかり造りこんだ店内やキッチンは逆に撤退の足かせとなっていました。
しばらくして、くずは店が出店したころに少し僕を悩ませる事案が出てきました。
くずは店は駅の改札横という好立地な場所にあるのですが、とはいっても駅構内で商業施設。自分たちの自由にできないことも多く、私たちみたいな日々変化させていくようなタイプのお店では表現しきれないことがあり、せっかくのスタッフ、やりたいこと、があるのに前へ進めずにいました。
で、思いついたのがくずは駅の外への出店でした。
実は今の天満橋店の原型はくずは用に準備していた形だったのです。
すでに中心メンバーのトレーニングも始まっていて物件も探していたぐらいで今年の春の出店を目指して準備していました。
ただ、その友人のお店のことを考えたとき、あんな想いをこめて造ったお店がたった2~3年でスケルトンになってしまうのが本当に心が痛かった。こんな立派なお店がお客さんに使われずになくなってしまうなんて。。。(実は個人的に通っているお店でもありました)
ふと思ったんです。
くずはでまた一からお金をかけて店を造るなら、このレストランの設備なら十分やりたいことができるのじゃないかと。街は違えどスタッフもいるし、何とかなるんじゃないかと思いました。
一旦、くずはでの出店を延期し、
そのお店を引き受けることにしたのです。
もちろん、工事なんて必要ないぐらい立派なお店だったので
カウンターとテーブルレイアウトをいじったぐらいですぐにオープンすることができました。
で、ここで痛い目にあいます。
普段、僕らが出店する際はスタッフトレーニングをかなり長いことやります。
特に核となるメンバーは私(藤丸)とマンツーマンでの研修をします。
ただ、4か月も前倒しでオープン(昨年12月)してしまった天満橋店は、スタッフの意識統一も不完全な状態でスタートを切ってしまいました。そのせいでスタッフや取引先さま、お客様にも負担、ご迷惑をかけてしまうことも多々ありました。完全に私のミスです。本当にごめんなさい。
結局、体制を整えるのに半年。
清澄白河のオープンとも被ってしまい、後手後手に回ってしまいました。
ようやく最近になってスタッフの意識も統一感がでてきて
同じ方向を向けるようになってきました。
なので、やっとこういうことを書けるようになったのです。
また、私は出来るだけ多くの方に天満橋店を利用して欲しいと思いました。なぜなら、長いこと使われずにいたお店だったので、なんだかお店が寂しがっているように思えたのです。
なので、ワインだけではなく、コーヒーや紅茶、パンをイートインもテイクアウトもできるようにしました。お総菜やシャルキュトリーなんかも持ち帰りができます。しかも、飛びっきりのやつらを、です。
私たちの集めた飛びっきりのセレクションを結集させ、イートインもテイクアウトもできるようにすることで、お客様に色んな使い方をしてもらって、できるだけ沢山の方に利用してもらうこと。
これが天満橋店の目標です。
最近ではタイ料理の教室を開いたり、今週あたりからなにわ黒牛のプロジェクトも始まります。(例の牛丼、8日から販売開始予定です)
今ではFUJIMARUのラボのような、色んな実験台のような側面もでてきました。
そして、シェフはイタリア料理の若手女性シェフ。
レストラン部分は彼女が学んだほっこり優しいマンマの手料理のようなイタリアン。私からシェフにお願いしているのは『週に何度でも食べれる料理にしてください』ということだけです。ほっこりしたお料理、デリをご用意しています。
ソムリエやコーヒーのスペシャリストもいます。
Uf-fuさんの紅茶もあります。
シュクレのパンや北海道エレゾのシャルキュトリー、
フミさんのコンフィチュールもあります。
カフェタイムはアシッドラシーヌさんのデザートを持ち込むこともできます。
来週ぐらいからは、なにわ黒牛のお肉も販売いたします。
11:30にオープンしてからは22:00までずっと開いてます。
詰め込み過ぎなのはわかっています。
でも、宝箱みたいなお店にしたかったのです。
店内で食べるだけでなく、
家にワインと一緒に持って帰って楽しんで頂きたいのです。
そして、何より一番大事なスタッフも成長してきました。
ちょっと時間は掛かっちゃいましたが
天満橋店、改めてオープンです。
by wine-fujimaru
| 2015-07-06 04:28
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【2018年4月現在・移転準備中です】大阪・日本橋のワイン屋の日常
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